Everyday Birthday: 2010

2010年12月31日金曜日

絵本100冊マラソン完走

今年の始めに「絵本100冊マラソン」と銘打って、
いろんな方のおすすめの絵本を読みまくりました。

その中でも特に印象に残った5冊を挙げておきます。

大塚勇三の「うみのがくたい」
青山邦彦の「たのしいたてもの」
土方久功の「ぶたぶたくんのおかいもの」
ユリー・シュルヴィッツの「よあけ」
サンドラ・ホーニングの「ゆうびんやさんおねがいね」

それから今年はツイッター元年でした。
ツイッターを始めて、大人絵本会に参加したのも大きかった。

自分のまわりにはいないような人とも、
直にコミニュケーションができるスゴさと楽しさを実感。

また、「なう」という時間の大切さも感じました。

出版社に絵本を送ってみましたが、
こちらは梨のつぶて。

もう絵本作家を目標にするのは辞めました。

といっても、作家になるのをあきらめるのではないです。
それを目標にはしない。

自分の絵本で、子どもやまわりの大人たちに
生きる歓びを感じてもらえたら嬉しい。

それが、ぼくの目指す所。

たくさんの人に感動を共有してもらえたら、
それがきっと形になるんだと気づきました。

まずは身近な人を愉しませよう。

そこから生まれる物語が、きっと誰かを幸せにできる。
そう信じます。

今年も一年ありがとうございました。

2010年12月27日月曜日

大人にはもったいない

昨日の大人絵本会で、心に残った言葉。

「大人にはもったいない」

子どもの目には、絵がうまいとかキレイとか、

白黒とかカラーとか関係ない。

気に入った絵本は、色鮮やかに心に残るものだ。

絵本に教養や道徳を求めたがる親の気持ちとはうらはらに、

子どもが心から楽しめる絵本。

それには、読んであげる大人にもワクワクしてもらわないと困る。

「可愛くて分かりやすくて素敵な絵本て、一度読んだら飽きる」という意見も、

ごもっとも。

自分には一生描けないようなタイプの絵本かも。。。

なんかハードル高いけど、やりがいあります。

2010年12月14日火曜日

大人絵本会

えほんうるふさんの主催されている大人絵本会に参加しました。

これはお題に選ばれた絵本を肴に、
ツイッター上で大人目線の討論会をしようという試みです。
開催日時も、ツイッターで流れてきます。

お酒を飲みながらもよし、家事のかたわらでもよし。
人の話を読んでいるだけでもいいし、つぶやけば話はもっと広がる。

時間とテーマだけを共有し、純粋に語りあえるというのは
とても面白いものです。

こうした試みが広がると、
ソーシャルネットワークの夜が明ける日も近いかな。

今回の絵本はケイト ディカミロ作「ゆきのまちかどに」。

少しキリスト教色の強いクリスマスのお話ですが、
誰の心にも素直に歓びが伝わる絵本です。

バグラム イバトーリーンの光が効果的に描かれた絵と、
少女の無垢なまなざし。
ディカミロの簡潔な語り口で、物語は綴られています。

絵本とは、文字だけでなく絵も読むものであると実感できます。

詳しい解説は、ぜひえほんうるふさんのブログを読んで頂きたい。

今回この絵本会に参加した事で、キリスト教のお話も含め、
より深く作品が楽しめました。

こうしてみると、自分の作品なんてまだまだです。
がんばらねば。

この絵本会のハッシュタグは #ehonbc_16 です。

2010年12月10日金曜日

みんなのうた

宇多田ヒカルのライブが、インタネーネットの映像配信サービス
USTREAMで無料中継されていました。

約6万人の人が同時に見ていて、ツイッターというサービスで、
みんなが感想をつぶやく。

それはパソコンの前だけでなく、スマートフォンという
携帯端末で、どこでもてのひらで鑑賞できる。

リビングでも、公園でも、外国でも、トイレの中でも。

すごい時代になりましたね。

現場に行けるのが一番いいのですけど、
現実に6万人が集まるには、お金や労力がかかり過ぎます。

これからは、分かち合うという気持ちが大事なのだと思います。

この地球の生き物の中で、唯一平等なもの。

それは時間。

1日24時間というのは、世界共通です。

人生というタームは、人それぞれです。

長生きするものもあれば、はかない命のものもある。

それでも、この一瞬というのは、みんな同じ時間を生きている。

そして、この地球をみんなが共有しているんです。

そんな気持ちになれた事が、なによりうれしい。
配信してくれた方々にもホント感謝です。

これが紅白歌合戦や、国会や、大学の講義や、
世界のシンポジウムに広がったら、

ぜひ参加してみたいと思いませんか。

そんな大きな話じゃなくても、誰かのお祝いや晴れ舞台を、
離れた場所のみんなと共有できたらステキ。

そしたら、みんなで歌を歌い、おめでとうと伝えよう。

2010年11月19日金曜日

眠れる森の…

枕が替わると眠れないなんて人もいますが、
先日うちの妻は枕をオーダーメイドしました。

もともと頭痛持ちで、歯ぎしりをたてながら
眠っていた彼女。

どうも枕が気に入らないらしい。

たまたま通りかかった寝具屋さんが、
オーダーメイド枕に自信がある様子だったので、
入ってみました。

軽い問診をしたあと、身長を計るような器具で、
体のラインを計測。
あとは中の素材を選んで、専用の枕に詰めてゆきます。

中央がくぼんでいて、頭から首にかけて、
ぴったりとフィットするように作られています。

そのおかげなのかどうか、
この頃は頭や肩が痛いと言わなくなりました。

というよりも、そんな会話をする前に、
さっさとベッドにもぐりこんで、
夢の世界に旅立っております。

ふと、まわりをみると、イヌたちも自分の毛布で冬眠中。

ありがたいやら、さみしいやら。

一日の睡眠時間を8時間とすると、
ぼくらは人生の3分の1を、夢の世界で過ごしている訳です。

そこに投資をしないのは、なぜなんでしょうと、
寝具屋のおばちゃんが語っていました。

まあ、安心して眠れる場所があるのは、
なにより幸せな事ではないかな。

2010年10月31日日曜日

悩みのない生活

中学時代のともだちと、時々集まって話をします。

公立の中学校は、生まれた場所が近いというだけで集まっているから、
その後の生き方というのは大きく変化があって面白い。

稼ぎのいいものや、子育てに奔走するもの、
離婚したものもいるし、離婚したいものもいる。

稼ぎのいいものは、もっと稼ぎたいと悩む。

子育てに苦労するものは、自分の自由が欲しいと悩む。

子どものないものは、子どもが欲しいと悩む。

離婚したものは、結婚したいと悩む。

病でくるしんでいれば、治したいと悩む。

悩みのないものは、他の人を気にかけて悩む。

それぞれが、それぞれの持っていないものを、持っているのに悩む。

どこへいっても、結局人は悩んでしまう。
そうゆうもんです。

誰でも悩みのない生活がしたいですよね。

それなら、目の前の事に感謝しないとね。

それだけ見ていられれば、悩みなんてすぐに消えてしまうだろうに。

2010年10月22日金曜日

ベクトルを合わせよう

仕事でデザインを決める会議をしている時、それぞれの立場や考え方、
好みの違いがあって、意見をまとめるのはとても難しいです。

みんなの意見を聞いていると、大抵どんどんつまらないモノになってゆく。

影響力の大きい人の意見に偏っていく場合も多い。
そうすると、まわりの人にはストレスがたまります。

これは会議の時だけでなく、夫婦間や、よのなかでもよくあること。

休日ボクは映画が見たかったのに、妻はまったく興味を持たずやめました。

子どもの頃の、テレビチャンネル争いみたいなものです。

ケーブルテレビで見られる番組が増えるように、
これからは考え方もどんどん多様化して、
話をまとめるのはより困難になっていくでしょう。

そのために必要なのは、まずベクトルを合わせる。

答えや目的が明確でなくとも、向かう方向を合わせれば、
会話もはずむし、物事は前に進んでゆきます。

その中で、お互い一致する部分を増やしてゆけばいい。

お互いそっぽを向いたままでは、ちっとも前に進めません。

バラバラでいるよりも、力を合わせる方が、得るモノも大きいのです。

我が家では、とりあえず『イヌを飼う』という点では一致しています。

2010年10月20日水曜日

サラダに雑草

イタリアンレストランで食事をした時の事。

前菜に、四ツ葉の野菜がトッピングされていました。

すると店員さんが、「こちらはカタバミという植物です」
とおっしゃいました。

なに?カタバミですと?

それは我が家の庭に生えている雑草じゃないですか!?

確かに、見た目がカワイイので放っておいたら、
すごい勢いで増えて、抜くのに苦労しました。

雑草とは、人がジャマにするから雑草と言われるだけで、
りっぱな植物であり、食物にもなるんですね。

ちなみにカタバミは、小さな黄色い花が咲きます。

花言葉は『輝く心』。

雑草の中にあっても、心の輝きは持っていたいですね。

2010年10月11日月曜日

よのなかのルール

37歳を目前にして、『35歳の教科書』という本を読んでみた。


著者は、リクルート社を退社後、義務教育初の民間人校長を務められ、

「よのなか科」という授業をされた藤原和博さん。


世の中が変わり始めたという話をよく耳にします。


でも、なにがどう変わってきたのか、よくわかりません。

そもそも、世の中なんてつねに変わり続けているのですから。


そこで藤原さんは、本書の冒頭でとても明確なイメージを伝えています。


人生を支配する「ルール」が変わった。

なぜなら「成長社会」から「成熟社会」に入ったからだ。


どう「ルール」が変わったか。

「野球」の時代から、「サッカー」の時代に入ったのだ。


この表現は、すごく解りやすい。


これまでは、自分の順番が回ってきたらバットを振って、

塁に出て前の人を送り、決められた場所を守っていればよかった。


でもこれからは、自分のポジションを守りつつも、

決められた時間の中で、臨機応変に動き回らなくてはいけない。


ボールが来た時には瞬時に反応しないと、すぐに相手に奪われる。

仲間とうまくパスをつなぎながら、ひとつのゴールを目指してゆく。


それが今の社会のフィールドなんですね。


そこで戦うために必要なのは、自分になにができるのか。


本書はそれを見直し、スキルを上げるきっかけを与えてくれる教科書です。

2010年9月27日月曜日

オシャレとガソリン

着る服がない。


妻が時々もらす言葉です。

クローゼットにおさまりきらない程あるにもかかわらず、です。


正確には、着たい服がないんでしょうね。


ごうを煮やしたボクはいいました。

買うなとは言わないけど、タンスの肥やしは捨てなよと。


そして2年以上着ていない服は、古着屋に持っていく事になりました。

その数なんと約190着!

ダンボール3個分ですよ。


これはランチ代くらいにはなるかなと思って、店の連絡を待つ事一時間。

出た金額はなんと!




1300円。。。

しょぼい。



半分以上は商品にならず、1円くらいなんだそうです。


持って行った店が悪かったのか、モノが悪かったのか。

ちょっとオシャレ系のトコだったんで、査定も厳しかったんじゃないかな。


金額の高いダウンジャケットもあったと、彼女の落ち込みは激しかった。


当然ランチはやめて、屋台の焼きそばになりました。


ちなみに先週15冊くらい古本屋に持っていった時は、600円でした。


それに比べると、服はやっぱり消耗品なんですねぇ。


女性にとってオシャレは、ガソリンなんですよ。

そして妻はハイオクです。


できればハイブリッドでお願いしたい。

2010年9月24日金曜日

みつばちの役割

みつばちの巣は、コロニーといって、

ひとつの社会になっています。


女王バチを中心に、それぞれ決まった役割があって、

その役割を果たすために生きています。


みつをとってくるもの、子どもの世話をするもの、

巣を守るもの、掃除をするもの。


それは生まれ持ったものなのか、

自分で選んだのかはわかりません。


『わたしも、みつをとりにいきたいわ』なんて

文句のひとつくらいは、言ってるかもしれません。


それでも、コロニーを守るために

みんなが協力しています。


みんな女王バチの子どもなんだから、

大家族みたいなもんですよ。


近頃はこのコロニーも、壊れかけているらしいです。

辛抱できないハチが増えたのかも知れません。


そうなると、花や果物もできなくなってしまいます。


きっと世の中も、ひとつのコロニーなんじゃないかな。

そしてボクらにも、たくさんの役割があるんです。


ボクの場合はまず、家のトイレ掃除ですかね。

よろこんで、やらせていただきます。

2010年9月13日月曜日

幸運を祈る

タレントの長谷川理恵さんが飼っている犬の名前は謝謝(シェイシェイ)だそうです。


中国語で「ありがとう」という意味ですね。

そうすると、犬を呼ぶ時にはつねに「ありがとう」と言っている訳です。


それって、すごくいいなぁと思ったんです。


うちで保護したトイプードルには、イタリア語で「歓び」という意味の

「gioie(ジョイエ)」と付けています。


この子はいつも楽しそうで、ボクに歓びを与えてくれます。


これはいわゆる引き寄せの法則というやつで、つねに心に想っていると、

自然と引き寄せられてくるのです。


そこで、他の子の名前も改名する事にしました。


「エミリオ」を「アグリオ(augurio)」と呼ぶ事にします。


意味は、「幸運(を祈る)、おめでとう」です。


いきなり呼び方を変えたのに、反応するから不思議です。


彼のジェリクルネームはなんなんでしょう?

(ミュージカルのキャッツに出てくる猫たちの本当の名前の事です)


猫にしかないのか?


けっきょく犬は、なんか言ってるな、位にしか思ってないんですかね。

2010年9月11日土曜日

ブッダにはなれる

神様って、どこにいるんでしょうか。

そんな問いに答えてくれるような、新聞記事がありました。


『神にはなれないが、ブッダにはなれる』


ブッダとは高潔な人格を持ち、人々の尊敬の的となる理想的人物のことである。

そのブッダは神でもなく、創造者でもなく、予言者でもなく、呪術者でもない。

田上太秀 中日新聞9/11朝刊、仏教談話より


興味のある方は、一度読んでみてください。


神様はいろんな人が、いろいろなかたちで、心の中に持っています。

だから、それを否定するのは、相手を否定する事に近い。


どっちが正しいとか、本物だとか、決める必要あるんでしょうか。

いろいろあって、いいんじゃないですか。


もしも本当に神様がいるなら、争いを望むとは思えません。

結局、人の心が創っているのだと感じざるを得ません。


ひとりひとりが、人として正しく生きようと心がけ、自らを反省すれば良い。

身近な人のために、自分はなにがしてやれるのか。


みんながそう考えて生きてゆけば、争う必要はどこにもないと思うけどな。

2010年9月7日火曜日

桃太郎のお供はアンパンマン?

桃太郎のお供についたのは、犬、猿、アンパンマン?

昔話を知らない子どもたちが増えているそうです。


親が昔話を読んであげなくなったのも、理由のひとつだとか。


ボクも桃太郎や、花咲かじいさんの話を正確に知っているかと聞かれると、話せません。


昔話には、当時の生活ぶりやモノの道理などがたくさん盛り込まれています。

でも、きびだんごやキジと言われても、今の子どもたちには馴染みが無さ過ぎるかも知れませんね。


昔の文化を伝え残していくのは、とても大切だと思います。

それとともに、これからの子どもたちにとっての昔話というのも、作ってあげられないものかな。


桃太郎は、なんで鬼退治にいくと言い出したんでしょう?


知りたい方は、ぜひこちらの絵本を子どもに読んであげてください。


福音館書店

ももたろう (日本傑作絵本シリーズ)

松居直 文/赤羽末吉 絵

2010年8月31日火曜日

キティちゃんの話

キティちゃんが笑っていいともに登場して話題になっていましたが、

一緒に登場した作者の山口裕子さんに、誕生秘話を伺った事があります。


山口さんは生みの親ではなく3代目の担当者で、育ての親なのです。


当時キティちゃんは人気が無くなっていて、まさか自分がやるとも思っていなかったそうです。

でも前任者が辞められる時に社長が、キティちゃんは友情のシンボルだから無くしてはいけないと、

社員全員にキティちゃんを描かせた。


その時山口さんは、キティちゃんの家にピアノが来た日という設定で、ピアノをひくキティちゃんと、

その家族の様子を一枚の絵に描いた。


自分が担当に選ばれたのは、そうゆう世界観を描く事ができたからではないかと、

おっしゃっていました。


そこから子供たちに、どうしてキティちゃんを買わなくなったかと聞いて回った。

するとキティちゃんはいつも横を向いていて、服もオーバーオールしか着ていないなどの意見があった。


そこで、世代に合わせてキティちゃんも成長し、変化させてゆき、今の人気に至るというお話でした。


それにしても、グリコのCMは笑えます。

25年後にキティちゃんが宮沢りえになって、ブロードウェイミュージカル「キャッツ」のオーディションを受けるなんて。


そんな冗談みたいな事を、マジメにやるから面白いんですよね。

2010年8月21日土曜日

海賊版、発見!

自分のサイトを検索していると、韓国の方のブログに辿り着きました。


なんと、ボクのホームページの絵本が、ハングルに翻訳されていたのです!


よく、日本アニメを翻訳した海賊版がネット上に流れていますが、

まさか自分の絵本が訳されているとは驚きです。


本来なら怒るべきなのかも知れませんが、なんかちょっと嬉しかったです。


わざわざ翻訳するって、けっこう労力いるはず。

それを読んだ韓国の方もいるでしょう。


そこまでしてくれる方がいたのかと思うと、ありがたい話です。


できれば自分で英語に訳せたらなんて、思ってはいるけど

残念ながら、ほとんど語学力がありません。


海外でも出版したいという夢が膨らみます。

がんばらねば。

2010年8月18日水曜日

男子ごはん

料理家のケンタロウさんと、TOKIOの国分太一さんがやっている料理番組『男子ごはん』が好きです。


ケンタロウさんの男っぽい、がっつりしたレシピもいいですが、それを食べる時の太一さんのリアクションが最高。


ふたりで作った料理を、「合いますねぇ」「あ~これ、おいしい!」などと、若干オーバーぎみに声を張り上げてモリモリ食べる。


見ているこっちも作ってみたくなるし、食べてもらったケンタロウさんも嬉しいだろうなと思うんです。


男子諸君は、料理よりもこのリアクションを学ぶべきじゃないだろうか。


やっぱり作る方としては、食べてくれる人がいる方がいいし、リアクションがあれば、やりがいも増すものです。


そんな事を言いながら、ついつい無言で食べてしまうんですけどね。


『男子ごはん』公式サイト

http://www.tv-tokyo.co.jp/danshigohan/

2010年8月11日水曜日

消えゆくモノたち

『タイムマシン』という映画の中で、こんなシーンがありました。


近未来の図書館には、紙媒体の本はなく、ホログラフィで映し出された館員が、

目的の本のデータを探し出して解説してくれるというもの。


3Dの技術や電子書籍の普及で、このシーンも現実味をおびてきました。


写真や音楽は、あっという間にデータ化してゆきました。

紙の本も、そのうちすごく希少なものになっていく気がします。


モノの情報はどんどんデータ化し蓄積されて、人はそこから必要な情報を取り出す。


形のあるものはやがて消えるけれど、情報は消さない限り残ってゆきます。

まさに、過去は過ぎて記憶だけが残るのと同じ。


現代に孔子や龍馬がいなくても、未だにその影響を受ける人々がいるのは、

肉体はなくとも、人の心に生きているという事。


大切なのは、感じる気持ちだと思います。

どんな情報も、立場や受けとめ方で変わってしまいます。


物事をありのままに受け止めるのは、とても難しい。


そして、いくらデータが残っていても、それを忘れてしまうのが人間です。

良くも悪くも。

2010年8月10日火曜日

もったいない

やましたひでこさんが書かれた『ようこそ断捨離へ』という本があります。

部屋の片づけを、「断つ」、「捨てる」、「離れる」という哲学を元に、
心の浄化に繋げる方法を説いたものです。

そもそも、片づけたり、捨てたりする前に、持たない事を心掛けるという話に感心しました。

本の中では、「もったいない」について語られています。

ケニア人のワンガリ・マータイさんは、日本語の「もったいない」という言葉と意味に感銘を受け、
Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)の環境活動を提唱する
「MOTTAINAI」という世界共通語を提唱しました。

とっても素晴らしい活動ですが、ゴミを減らすためには、
まずゴミになりそうなものを減らすのが重要じゃないかとボクも思います。

今の世の中は、すでにものであふれています。
でもホントにそんなに必要なの?

「もったいない」の前に「もたない」。

作り過ぎない、取り過ぎない、買い過ぎない。
余ったら分け与える。

これもひとつのエコだと思います。



MOTTAINAI公式サイト

2010年8月2日月曜日

蜂と神さま

応募した絵本のコンテストの結果発表がありました。


結果はなんと!!




落選でした。。。


あんまり面白くなかったんでしょうか。

なんか自信を無くしてしまいそうです。


応募作品はみつばちをテーマに描いたのですが、

ちょうど映画でも『みつばちハッチ』が公開になって、

やっぱりハッチやマーヤとの違いが出せなかったかなと

力不足を感じています。


狙いはよかったと思うんだけどなぁ。


ここでクサらず、次につなげていきたいです。

蜂と言えば、金子みすずさんの詩に『蜂と神さま』という詩があります。


蜂はお花のなかに


お花はお庭のなかに


お庭は土塀のなかに


土塀は町のなかに


町は日本のなかに


日本は世界のなかに


世界は神さまのなかに



さうして さうして 神さまは


小ちやな 蜂のなかに


自分もこの詩のような絵本を描けるよう精進します。

2010年7月25日日曜日

虹雲の吉兆

夕暮れに、近くのカフェへと向かって歩いていました。


ふと空を見上げると、夕日に照らされた雲が、ほんのりと虹色に輝いていたのです。

その空がなんともキレイ。


これはきっと、虹雲というやつじゃないでしょうか。

虹雲は吉兆を告げるなんて言われていたはず。


なんかいい事ありそうな予感がして、ちょっと嬉しくなりました。


こうゆう偶然が作り出す美しさって、気づいた人にしか味わえないものですよね。

こんな風にキレイな空がそこにあるのに、みんな知らずに通り過ぎてゆくのです。


昨日だってこの道で、夕日に花火が上がるのを見て、すごく感動したのです。


カフェにつくと、新しくケーキのショーケースができていました。

最近パティスリーを始めたとの事。


スイーツ好きのボクには嬉しいかぎり。

ますます通ってしまいそうです。


すると帰りに、シフォンケーキをプレゼントしてくれました。

パティスリーのオープン記念のようです。

なんてサービスのいい事でしょうか。



あ、もしかして吉兆ってこれですか??


これはこれでありがたいけど。。。



もうちょっといい事を期待して、シフォンケーキをいただきます。

2010年7月24日土曜日

失って気づく

大切なものは、失ってから気づくなんていう人もいますけど、

ボクはちょっと違うと思います。


大切なものも、大切じゃないものも、みんないつかは無くなってしまいます。


それほど大切にしていなければ、失っても気づかないし、

大切なものは持っているから、あえて欲しいと思わない。


失って気づくというのも、一種の無い物ねだりをしているのです。


自分にあるものを、もっと大切にすべきなのに、

どうしてボクらは無いものばかりを欲しがってしまうのでしょう。

本当に欲しくて必要なものなら、自然と引き寄せられてくるものです。


人にあって自分に無いものより、自分にあって人に無いものを、

もっと大事にしたら、もっと幸せになれるんです。


そうゆうものを、一生懸命探してみよう。

それに気づいたら、もっと大事に育てよう。


形あるものは、すべてやがて無くなってしまうのですから。

2010年7月19日月曜日

ホームページリニューアル!

Sei@Wonderlandは、今年で10周年。

これまでのサイトを一新し、新たな展開を計ってゆきたいと思います。

過去の作品も、また新鮮な気持ちでみなさんに読んで頂ける様に、描き直してゆきたいと考えています。

また、ブログも新しくなりました。

以前のブログも残していますが、これからはこちらのブログで近況などを綴ってゆきます。

http://seiawonderland.blogspot.com/

これからも応援よろしくお願いします。