キティちゃんが笑っていいともに登場して話題になっていましたが、
一緒に登場した作者の山口裕子さんに、誕生秘話を伺った事があります。
山口さんは生みの親ではなく3代目の担当者で、育ての親なのです。
当時キティちゃんは人気が無くなっていて、まさか自分がやるとも思っていなかったそうです。
でも前任者が辞められる時に社長が、キティちゃんは友情のシンボルだから無くしてはいけないと、
社員全員にキティちゃんを描かせた。
その時山口さんは、キティちゃんの家にピアノが来た日という設定で、ピアノをひくキティちゃんと、
その家族の様子を一枚の絵に描いた。
自分が担当に選ばれたのは、そうゆう世界観を描く事ができたからではないかと、
おっしゃっていました。
そこから子供たちに、どうしてキティちゃんを買わなくなったかと聞いて回った。
するとキティちゃんはいつも横を向いていて、服もオーバーオールしか着ていないなどの意見があった。
そこで、世代に合わせてキティちゃんも成長し、変化させてゆき、今の人気に至るというお話でした。
それにしても、グリコのCMは笑えます。
25年後にキティちゃんが宮沢りえになって、ブロードウェイミュージカル「キャッツ」のオーディションを受けるなんて。
そんな冗談みたいな事を、マジメにやるから面白いんですよね。