Everyday Birthday: 8月 2010

2010年8月31日火曜日

キティちゃんの話

キティちゃんが笑っていいともに登場して話題になっていましたが、

一緒に登場した作者の山口裕子さんに、誕生秘話を伺った事があります。


山口さんは生みの親ではなく3代目の担当者で、育ての親なのです。


当時キティちゃんは人気が無くなっていて、まさか自分がやるとも思っていなかったそうです。

でも前任者が辞められる時に社長が、キティちゃんは友情のシンボルだから無くしてはいけないと、

社員全員にキティちゃんを描かせた。


その時山口さんは、キティちゃんの家にピアノが来た日という設定で、ピアノをひくキティちゃんと、

その家族の様子を一枚の絵に描いた。


自分が担当に選ばれたのは、そうゆう世界観を描く事ができたからではないかと、

おっしゃっていました。


そこから子供たちに、どうしてキティちゃんを買わなくなったかと聞いて回った。

するとキティちゃんはいつも横を向いていて、服もオーバーオールしか着ていないなどの意見があった。


そこで、世代に合わせてキティちゃんも成長し、変化させてゆき、今の人気に至るというお話でした。


それにしても、グリコのCMは笑えます。

25年後にキティちゃんが宮沢りえになって、ブロードウェイミュージカル「キャッツ」のオーディションを受けるなんて。


そんな冗談みたいな事を、マジメにやるから面白いんですよね。

2010年8月21日土曜日

海賊版、発見!

自分のサイトを検索していると、韓国の方のブログに辿り着きました。


なんと、ボクのホームページの絵本が、ハングルに翻訳されていたのです!


よく、日本アニメを翻訳した海賊版がネット上に流れていますが、

まさか自分の絵本が訳されているとは驚きです。


本来なら怒るべきなのかも知れませんが、なんかちょっと嬉しかったです。


わざわざ翻訳するって、けっこう労力いるはず。

それを読んだ韓国の方もいるでしょう。


そこまでしてくれる方がいたのかと思うと、ありがたい話です。


できれば自分で英語に訳せたらなんて、思ってはいるけど

残念ながら、ほとんど語学力がありません。


海外でも出版したいという夢が膨らみます。

がんばらねば。

2010年8月18日水曜日

男子ごはん

料理家のケンタロウさんと、TOKIOの国分太一さんがやっている料理番組『男子ごはん』が好きです。


ケンタロウさんの男っぽい、がっつりしたレシピもいいですが、それを食べる時の太一さんのリアクションが最高。


ふたりで作った料理を、「合いますねぇ」「あ~これ、おいしい!」などと、若干オーバーぎみに声を張り上げてモリモリ食べる。


見ているこっちも作ってみたくなるし、食べてもらったケンタロウさんも嬉しいだろうなと思うんです。


男子諸君は、料理よりもこのリアクションを学ぶべきじゃないだろうか。


やっぱり作る方としては、食べてくれる人がいる方がいいし、リアクションがあれば、やりがいも増すものです。


そんな事を言いながら、ついつい無言で食べてしまうんですけどね。


『男子ごはん』公式サイト

http://www.tv-tokyo.co.jp/danshigohan/

2010年8月11日水曜日

消えゆくモノたち

『タイムマシン』という映画の中で、こんなシーンがありました。


近未来の図書館には、紙媒体の本はなく、ホログラフィで映し出された館員が、

目的の本のデータを探し出して解説してくれるというもの。


3Dの技術や電子書籍の普及で、このシーンも現実味をおびてきました。


写真や音楽は、あっという間にデータ化してゆきました。

紙の本も、そのうちすごく希少なものになっていく気がします。


モノの情報はどんどんデータ化し蓄積されて、人はそこから必要な情報を取り出す。


形のあるものはやがて消えるけれど、情報は消さない限り残ってゆきます。

まさに、過去は過ぎて記憶だけが残るのと同じ。


現代に孔子や龍馬がいなくても、未だにその影響を受ける人々がいるのは、

肉体はなくとも、人の心に生きているという事。


大切なのは、感じる気持ちだと思います。

どんな情報も、立場や受けとめ方で変わってしまいます。


物事をありのままに受け止めるのは、とても難しい。


そして、いくらデータが残っていても、それを忘れてしまうのが人間です。

良くも悪くも。

2010年8月10日火曜日

もったいない

やましたひでこさんが書かれた『ようこそ断捨離へ』という本があります。

部屋の片づけを、「断つ」、「捨てる」、「離れる」という哲学を元に、
心の浄化に繋げる方法を説いたものです。

そもそも、片づけたり、捨てたりする前に、持たない事を心掛けるという話に感心しました。

本の中では、「もったいない」について語られています。

ケニア人のワンガリ・マータイさんは、日本語の「もったいない」という言葉と意味に感銘を受け、
Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)の環境活動を提唱する
「MOTTAINAI」という世界共通語を提唱しました。

とっても素晴らしい活動ですが、ゴミを減らすためには、
まずゴミになりそうなものを減らすのが重要じゃないかとボクも思います。

今の世の中は、すでにものであふれています。
でもホントにそんなに必要なの?

「もったいない」の前に「もたない」。

作り過ぎない、取り過ぎない、買い過ぎない。
余ったら分け与える。

これもひとつのエコだと思います。



MOTTAINAI公式サイト

2010年8月2日月曜日

蜂と神さま

応募した絵本のコンテストの結果発表がありました。


結果はなんと!!




落選でした。。。


あんまり面白くなかったんでしょうか。

なんか自信を無くしてしまいそうです。


応募作品はみつばちをテーマに描いたのですが、

ちょうど映画でも『みつばちハッチ』が公開になって、

やっぱりハッチやマーヤとの違いが出せなかったかなと

力不足を感じています。


狙いはよかったと思うんだけどなぁ。


ここでクサらず、次につなげていきたいです。

蜂と言えば、金子みすずさんの詩に『蜂と神さま』という詩があります。


蜂はお花のなかに


お花はお庭のなかに


お庭は土塀のなかに


土塀は町のなかに


町は日本のなかに


日本は世界のなかに


世界は神さまのなかに



さうして さうして 神さまは


小ちやな 蜂のなかに


自分もこの詩のような絵本を描けるよう精進します。