『タイムマシン』という映画の中で、こんなシーンがありました。
近未来の図書館には、紙媒体の本はなく、ホログラフィで映し出された館員が、
目的の本のデータを探し出して解説してくれるというもの。
3Dの技術や電子書籍の普及で、このシーンも現実味をおびてきました。
写真や音楽は、あっという間にデータ化してゆきました。
紙の本も、そのうちすごく希少なものになっていく気がします。
モノの情報はどんどんデータ化し蓄積されて、人はそこから必要な情報を取り出す。
形のあるものはやがて消えるけれど、情報は消さない限り残ってゆきます。
まさに、過去は過ぎて記憶だけが残るのと同じ。
現代に孔子や龍馬がいなくても、未だにその影響を受ける人々がいるのは、
肉体はなくとも、人の心に生きているという事。
大切なのは、感じる気持ちだと思います。
どんな情報も、立場や受けとめ方で変わってしまいます。
物事をありのままに受け止めるのは、とても難しい。
そして、いくらデータが残っていても、それを忘れてしまうのが人間です。
良くも悪くも。
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