Everyday Birthday: 覆水盆に返らず

2011年10月11日火曜日

覆水盆に返らず

数ヶ月前にカタログギフトで、
佐賀牛の高級スライスロースをいただいた。

おいしいお肉はしゃぶしゃぶが良いけれど、
鍋の季節でもなかったし、
食べるのがもったいなかったので、
そのまま冷凍庫に入れ、ずっとねかせていた。

やがて季節が変わり、ようやく寒くなったし、
いよいよ食べようという事になった。

夕食の5時間前から自然解凍して、
鍋に水と昆布を入れてその時を待つ。

いざ、実食!

鍋も沸き上がり、じゃぶじゃぶとお肉を熱湯にくぐらす。

色がほんのりと赤味を残したところで、
ぱくりと口にほうばる。
すると、とろけるように柔らかなお肉の甘みが…


しない。

しかも、なんか硬い。

「これ、ホントにしゃぶしゃぶ用のお肉?」
と妻が冷ややかな視線を浴びせる。

やばい、このままではせっかくのごちそうが台無しになる。
そこで急所、割り下を作ってすき焼きに変更。

肉と野菜に火が通った所で、再び口に運んでみると、
肉は余計に硬くなっていた。。。

結局、高級肉はただの出汁になり、
残された野菜の山を、もくもくと食べるふたり。

もらった時に、さっさと食べれば良かったものを。

「覆水、盆に返らず」ならぬ、
「牛肉、口に入らず」である。

1 件のコメント:

  1. わが家でも先日同じようなことが・・・。
    いただいた高級メロン、食べ頃ですと書かれていたのに、まだちょっと早そうだからと三日間眺め、さあ食べようと切ったところ中が異常に柔らかくなっていて何かおかしい。大丈夫かなぁと思いながらもったいないと食べました。
    翌朝、大変なことになりトイレに座りっ放し。
    メロンの気持ちわからずして「覆水、盆に返らず」

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